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【映画レビュー】ONLY THE BRAVE 熱き森林消防隊の物語

目次

⒈はじめに

⒉あらすじ

⒊やむちレビュー

はじめに

 このブログは、Netflixと読書が大好きな26歳会社員やむちが書いています。

 日常的に映画鑑賞や読書をしている人たちに向けてはもちろん、映画や本を見たいが何を見たらいいかわからない、この作品が気になっているが面白いのかな・・あるいは、時間がなくてなかなかゆっくり見てられない・・・という方たちを意識して、わかりやすく丁寧になるべく簡潔に書くことを意識しています。そしてこの記事を読んで頂くことで、あなたが時間を無駄にせず、見たいものだけを見て、スムーズに本や映画の世界へより没入できるようお手伝い致します。

 今回は、2017年公開映画、ONLY THE BRAVE(監督:ジョセフ・コシンスキー)です。月に10本以上映画を見る大学の友人が「号泣した!!ぴえん」と、私に勧めてくれたことで本作品を知り、私も結局涙腺崩壊。これはお伝えしたいと思える作品に出会えました。

 実際に各映画レビューサイトでの評価も高く、私が普段使っている”FILMARKS”という映画レビューアプリでは「この話を知れて良かった」「いうまでもなく⭐︎5」「こういう人たちがいることに感謝したい」など賞賛のコメントの数々なので万人受けの作品と言えるでしょう。

 しかし!!!!!!!私がいうのもなんですが、現時点でこの作品に少しでも興味を持ってくださった方は、そのまま、何も調べたり、レビューを見たりせず、映画を見てください。すぐに映画を見れる状態でない人でも、絶対に我慢して作品を見るまで何も調べないでください。

その方が100倍泣ける良い映画です!!!

読者の声)いやいや、まだろくに話わからんし、あんたまだ何も作品について語ってないやんけ

 はい、そうです。というわけで、ここから下は、もしかしたらのちに映画を見た後に後悔するかも?といった内容に近づきますので、涙袋に涙溜まってて最近出てない人は、こんなブログ見てないで、早く動画配信サービスで見てきてくださいね!

 

あらすじ

2013年にアメリカのアリゾナ州で起こった大規模な山火事に対し、

ホットショットとして果敢に立ち向かった20人の森林消防隊がいた。

愛する人を守るために身を呈して街を火から守る若者たち、

訓練の成果を如何なく発揮し、迫り来る業火との戦いには胸が熱くなる。

実話を基に作られた、勇気と愛の物語に最後は涙が溢れ出す。

 

オンリー・ザ・ブレイブ(字幕版)

オンリー・ザ・ブレイブ(字幕版)

  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: Prime Video
 

 

 

やむちレビュー

 結論からいうと、この映画は⭐︎5です。

 今回、この映画を見るにあたって、最低限の情報だけを手にして、映画を見始めました。冒頭で申した通り、友人から紹介され、Netflixで作品パッケージを見ると、消防士の姿、そして聞きなれない森林消防隊というワード、これらに惹かれ「あまり知らない分野だからこの映画で知識蓄えよう」と思って見始めました。

 この話、実話を基に作られているんです。山火事とかで調べてしまうとすぐ映画の基になった実際の山火事とか、ニュースの記事とかが出てきちゃうんですよ。

 日本に住んでいる平和バカの私は、山火事の恐ろしさも、ホットショットなる森林消防隊という存在も知りませんでした。山火事による森林破壊が地球温暖化に影響を与えるといったようなニュースばかりが目立ちますが、いつもその裏側で、愛する人を守るため、街を守るため、国を守るため、もっというと地球を守るため、自らの命をかけて、迫り来る大火に逞しく挑み、炎の侵食を食い止めようとしてくれている人がいるのだと日本でももっと認知されるべきですよね。

 そして「映画」の評価を左右するのは、「終わり方」だったりすると思っています。

「クライマックスまで良かったのに、、、」

とかって思う映画だと、⭐︎3を付けたくなりますよね。その点この映画は、文字通りクライマックスに魅力が詰まっている映画でしたし、知識を蓄える以上の刺激を受けることができたので⭐︎5を付けました。

 誰かを守る為、何かを守る為、そういった目的を持って仕事をしている人を心から尊敬します。自分もそういったものに出会えたらと映画の世界を冒険し続けています。

 森林消防隊の青年たちは自分と年齢が近い人たちが多いのにもかかわらず、地方自治地帯の消防隊員では満足せず、仲間と切磋琢磨しエリート森林消防隊「ホットショット」に認定され範囲を広げ愛するものを守る為に連日活動にでていく姿は憧れの感情を抱きました。「休みが欲しい・・・」なんて甘えている自分が情けなくもなりました。こんなにも自分のこと以外の何かを守ろうと命をかけている人たちがいるのに情けないとも。目の前に広がる綺麗な自然を見て、「今目の前に見えているのは燃料源だ」なんて絶望的な仕事とも思えることを、それを守ろうと自らを突き動かすきっかけが気になります。

 主役含め、森林消防隊のメンバー構成は比較的若く、若い男たちが集まると、バカをしたり、彼女の悩みを真剣に聞いたり、イジりのなかにも相手のことを理解しいている関係性がしっかりとあったりという光景が垣間見得て、バカだなーと思いながらも微笑みながら見れます。

 主人公のブランドンも最初はダメ人間ですが、消防の資格を持っていたり、その資格を取ることを決めた背景などを考えると自然と逞しく頼れる男性に見えました。やはり男に必要なのは、「ブレない心」と「守るべきもの」なのかなと思いました。

 ホットショットになることを達成した栄光とその代償、人間の不器用さも描かれているこの作品は、これまでにないくらい鮮明にストーリーが頭に残っています。この感動を誰かに伝えたいと思いこの記事を書いています。いわずもがな、クライマックスは涙無くして見ることができません。しかし一種の中毒性に似た感情を覚え、この人たちを目に焼き付けようという思いから何度も見ようという気持ちが出てきたのだから不思議です。

 こういった感情を抱ける映画って少ないですし、人生のなんらかの指針になりそうな映画に出会えたことに非常に喜びを感じています。

 皆さんも、興味を持っていただけたら、ぜひこの作品の虜になってください。